2024年11月28日木曜日

ゼファー400(ZR400C)全塗装と外装修理 

 ゼファー400の外装を純正色にて全塗装させていただきました

色は、キャンディーアトランティックブルーです

純正色で、パッと見は黒なのですが、よく見ると青でキラキラしているやつ

初期の頃の色?なのかな…

当時は、この黒っぽい青と小豆色っぽい赤の2カラーでしたね

赤はあまり見なかったかな~…どうだっけ?


最初は、エンブレムの位置とかをメモしていきます

とはいえ、今回はオーナー様からタンク貼り付け用のデカールをお預かりしています

エンブレムとデカールでは大きさがちょっと違うので、あくまで基準ですね














ヘコミの修理やらなんやらを済ませて、ベースのサフェーサー吹きます










研いでから、ベースのブラック吹きます

ちょっと置いてから、極細いメタリックをのせます

また、ちょっと置いて、クリアー吹きます

このまま48時間放置して、クリアーを締めます













クリアーを研いで、メタリックのデコボコを平らにします

この作業は、平らになるまで繰り返します

クリアー吹く→クリアー研ぐを繰り返すので時間が…

今回は、メタリックが細かいやつだったので、2回で終了















そしたら、キャンディーブルー吹きます
純正色の濃さになるように回数を決めて吹いていきます
基準色と同じになるように…
納得ができた辺りで、クリアー吹きます














タンク以外はここで終わりです
タンクは、デカール貼りしてから、もう一回クリアー吹きます

塗料が硬化したら、完成です














今回、外装修理は、シートカウルとタンクの修理でした

タンクは、プレスラインをまたいでヘコミがあったためにトントンとたたく部分とパテを盛る部分があって大変でしたが、なかなか上手くいったのではないかと、シートカウルはヒビが入っていたので、ピンを入れてガラスクロスで固定しておきました




















タンクの燃料コックは、汚れていたので3つのパッキン交換とウェットブラスト洗浄
パッキンは、パッキパキですね
















コック部バラして、ウェットブラスト洗浄と超音波洗浄機で掃除
洗浄する対象物の向きを変えながら…





今回交換するパッキン3つ














組み立ててタンクに固定して納品



















ありがとうございました!!



2024年11月24日日曜日

Ninja1000  リヤブレーキオーバーホール 用法・容量を守ってって言ってたよぅ

 Ninja1000のリヤブレーキのオーバーホールです


フカフカになりすぎてリヤブレーキが効かなくなったとの事で作業スタート

今回は、マスターシリンダーとキャリパーセットでやります


車体からキャリパーとマスターを取り外して、マスターを分解します





ピストンはネロネロのちょっとプルプルしてる~




マスターシリンダーの中はカス?ゴミ?いっぱいで~




バンジョーボルトはサビサビコーティング済み




キャリパーは、ピストン抜いたらダストシールも一緒に出てくる定番で~

さすがトキコ!

わかりやすいぜ~!

それにしても、パッドグリス塗りすぎ~
グリスの役割を考えて塗ってればこんな事にはならないと思うんだけどね
何かのCMで、用法・容量を守って正しくって言ってたもん!!ってね




ピストンが抜けた後のキャリパー側はこんなです
パッドスプリングには、誰かが住んでましたね





洗って掃除してを何度か繰り返してキレイにしていきます
今回は、キャリパーを塗装するわけじゃないので、シール溝はリューターで掃除ッス









用意した部品達
しっかりと役目をはたしてくれよ~
リヤブレーキは操安性という部分ではとても大切ですからね~




各々を組み立て終わったら、ブレーキホース内を掃除してから車体に組付けます

エア抜きもしっかりして完成です







ありがとうございました!!



早めの点検と整備をしていただけると車体は長持ちします

定期的に交換、注油という作業はとても大切ですよ~

『 まだ大丈夫 』は、あっという間に『 もうダメ 』に変わってしまいますので…


2024年11月4日月曜日

足元は綺麗な方が良い! ホイール塗装とタイヤ交換 Ninja ZX-4R

 ZX-4R用のゲイルスピードの塗装です

購入可能なゲイルのホイールがゴールドしかなかったとの事で塗装依頼いただきました

塗装自体は、アレックスコートのブラックになります

焼付塗装というやつですね

オーブンに入れて一定時間の焼き付けをすることでウレタン塗装とは比べ物にならない塗膜が手に入ります

んで、今回は一緒に前後ともタイヤ交換もしていきます


いきなり出来上がりの画像となります











タイヤは、ダンロップのα-14です

↓リヤタイヤ










ムッチムチになるサイズ選定と…

オーナー様が悩みぬいて購入して持ち込んでの交換となります


フロントタイヤもα-14にて交換させていただいています


バイク玄人になればなるほど、ホイールやタイヤ、ブレーキ周り、スイングアーム等の足回りが綺麗に維持されている方が多いと感じます

そして、自分もですが外装ではなく足回りを見て綺麗かそうでないかを見ています

オーナー様は、そんな玄人ポイントを上手に抑えていますね~

若いのに渋いね!!!



少しずつ寒くなってきていますが、楽しんで!!



ありがとうございました!!

2024年11月2日土曜日

TZR250(3XV)廃盤部品?何それ?キャブレターO/Hとスロットルワイヤー製作

 ちょっと前のブログにもあったTZR250(3XV)です

実は、何気にずっと店に置いてありました

スロットルワイヤーがダメになってしまった事とキャブレターO/Hの為です

キャブレターはすぐになんとかなりますが、スロットルワイヤーは純正部品が廃盤です

3XVのスロットルワイヤーは全部が廃盤となっていました

サードパーティ製品を探しましたが、1KTと3MAは販売されていますが、3XVはありません


販売台数が少ないってつらいね…


そのワイヤーの壊れた部分ね

ボギッと逝きましたわ~

やっぱり、ボギッの瞬間に

「 _| ̄| Σ・∴=≡(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ!!! 」

ってなるんかな?










なんとなく中古を探してみるも…30年くらい前の部品だもんね~…

いまいち…っスね


だったら製作していきましょう!


小ロットでも受けてくれる業者さん探しは大変でした…

なんとか見つけて製作期間が3~4週間と!

では、それに合わせてキャブレターO/H進めていきます


とりあえず、キャブレター取り外しまっす
















そして、燃料ホース取り付け部分のフィルターは、カスがいっぱい!

ちゃんと機能しててえらいぞ~













そのおかげ?フロートチャンバー内はそんなでもないです

オーナーさんが開けたんかな?










今回は、こっちのガスケットも交換しておきます

すでに液体は漏れ滲んでいたので、正解でしたね











ここのガスケットは純正部品では入手不可です

しかし、キースターさんの燃調キットに入ってます

 (ガスケット無しのキットもあります)

本当にありがとうございます!










丁寧に分解して、キャブレタークリーナーで洗浄

その後に、ウェットブラストを使って外観をキレイにします

ガラスビーズを取り除くために、超音波洗浄機でゴロゴロ転がしながら放置

出来上がり~











ピッカピカ!良いね!

ただ、重曹ブラストに比べると、結構な手間(時間)がかかりますね…


むぅ~~~


後は、組み立てていきます

気になった部分の画像です


フロートバルブは、段が付いていて交換時期でしたね










スターターバルブ(チョークバルブ)も限界近かったっすね

手前側が、古いやつです

このまま使ってるとゴムの密着力が無くなって、なんか濃いかなぁ~ってなるやつ

2つのOリングも新品がキットに入ってます











ついで?かなぁ~燃料ホース自体も交換しておきます

古いホースはカッチカチ過ぎて、ちょっと潰したらボロボロになってしまいましたわい

T字ジョイントが、金属製品で助かる~

樹脂製品だったら、ポッキンコしてるよ…











それから、これ!

わかるかな?わかったらすごいと思う!

プ~クス(っ´∀`c)!!










出来上がって、ハイチ~ズ!





新しいスロットルワイヤーを分岐ジョイントへ組み込んでエッサホイサとね








スロットルワイヤーもピッタリでバッチリかな?



乗ってみていかがでしたでしょうか?


なんとかなったかな?
何かあったら気軽に言ってくださいね~




ありがとうございました!!