2024年2月23日金曜日

GSF1200用汎用シートベース製作2

 シートベースを車体にのっけてみます


↓こんな感じ…










良いのではないでしょうか…


1カ所だけ…あぁ…


↓タンクを固定するところの穴の位置が全然違う…










私は、なにを勘違いしていたのでしょう…


今回は、自分で正しい位置に穴をあけなおします!!

そして、穴にはナッターでM6のネジ山を用意します


↓コチョコチョしてからフレームに固定した画














ピッタリですねぇ~

ピッタリなのは、とても嬉しいです

CADのデータを3Dプリンターで印刷できることで、事前にある程度は判断ができてはいましたが、やっぱり嬉しいのです


↓シートを装着してしまえば、いままでと一緒ですけどね














↑シートスポンジは、マジカルレーシング製品です

汎用2型シートラバー ウェット 10mmを使わせていただきました

サーファーが来ているウェットスーツの生地のようで、グリップ力が良いらしいです

触った感触は、もちもちしていますね

こういった小さくてもちょっとづつ進化していくことで、タイムは短縮できるのでしょうね


シート固定用の穴は、もちもちし過ぎで、キレイに開けることに少し難しかったですね



GSF1200用汎用シートベース製作1

当店のブログやインスタによく登場するGSF1200

このGSFには2001~2002年のGSX-R1000(K1,K2)用のFRPシートが装着されています

もちろんですが、そのままは装着できないので…

シートベースを作ったり、フレームについてる余計なステーを切り飛ばす加工がされています

もちろんですが、シートカウル自体にも加工が必要になります

フレームのステー類を切り落とすのはなんてことないです

問題は、シートベースです

既存のフレーム(シートレール)の上に固定しなければなりませんから…

作業時は、自分で製作できる範囲はすごく狭かった中で、悩んで作ったのが↓

















↑素材はFRPになります

これを、フレームに台座を溶接でくっつけて、その台座にのせていました

街乗りならば、問題はありませんでした

サーキットに行くとギシギシミシミシと歪むようで…

今冬に、新しくシートベースを作ることにしました

3DCADを使ってモデリングして~3Dプリンターでモックアップを印刷して確認修正を繰り返します

で、こんな感じに…↓








最初は、アルミで製作しようと考えていたのですが…

オーナー様の希望で硬いシートベースをとのことだったので、ステンレスを使う事にしました

3DCADのデータをベースに2Dのデータを準備

レーザーカットにて切り出してもらいます↓






↑白く見えるのは、保護用のビニール

これを折り曲げてから、溶接して組み立てる








↓ひっくり返すと







↓ステンレスの2mm厚を使用しましたので、結構重いです





今までのFRPのシートベースは約1kgでしたので、重量増にはなってます


2024年2月20日火曜日

X4(SC38)の水まわり整備とガンコート

 X4(SC38)の整備


お預かりした時にラジエターファンから異音が出る時があると聞いていました


よくよく観ていくと、異音の出処はウォーターポンプからのようです


このエンジンでは、たまぁ~にみるトラブル?故障?です


ウォーターポンプを交換するならば~


↓ちょい漏れがあるサーモスタットハウジング












画像はないけど、エンジン前部にある錆びているウォーターパイプの処理も一緒にやることをおススメさせていただいての作業です


ちなみに、ウォーターホースは1本を除き、ウォーターパイプは全て廃盤となっていました


処理方法は、高機能塗装であるガンコート塗装をします


サーモスタットハウジングをバラした画像↓













↑の状態をソーダブラストである程度までキレイにしようとしたけど、歯が立たなかった…


ムリッ!!


って流れで、乾燥させてからサンドブラストしちゃいます


んでっ、すぐに塗っちゃいました














フィルム塗装とまで言われるガンコートはここまで塗っても大丈夫です


しかも、放熱塗料だから最適です!!


パッキン、サーモスタット、ラジエターキャップは新品に交換して組み込みます













↑ゴムの劣化、サーモスタットについてる汚れもなくなって良い感じ


↓ウォーターパイプは、メッキ剥離後にサンドブラストしてガンコート塗装処理











↑この画像しか無かった…

そして、結構錆びていたので各処理の途中で穴が開かなくて良かった…


他にも、ちょいちょいと整備させていただきました


ウォーターパイプに関しては、純正部品が廃盤になっている車両が増えてきているような気がします。


どこかのタイミングで、きちっとメンテナンスしておけば、安心して楽しめるかと!!


ありがとうございます!!

クロスカブ110(JA10)のカムチェーン交換と異音について1

もはやこのエンジンでは定番なのかな?


異音が目立つようになってきたので、カムチェーン周りの部品を交換します


交換作業自体は、難易度は高くありません


さくさくバラしていきます













思っていたよりひどくない…


こまめにオイル交換等のメンテナンスをしているからでしょうね


ケースの中もすごく綺麗です












↑ちぎれてるぅ~












↑伸びてるぅ~












↑削れてるぅ~


というより、当たる場所おかしくないか?











↑縮んでるぅ~












↑削れてるぅ


他部品も交換させていただいたのですが…


全ての異音が消えているわけではなく…


「 えっ? 」


っといった状態…


よ~く音を聞いていると、発生個所は他に2か所くらいかな?


そのうちの1か所は、この部品が悪いっていうよりも、この隙間が…うん?ってなる…


確証はないんだけど~


オーナー様に伝えて、後日その作業をさせていただけることになりました


ありがとうございます!


自分の考察に耳を傾けていただける嬉しさですよ


必要部品を探しまっす