かなり希少なのかな…
最初にブラックバードでキャブレターと聞いた時は、
ハイハイ!な~んて言いながら、ちょっと考えて~
『 へ? 』…『 インジェクションじゃなかったっけ? 』って感じでした
良く調べると、逆車の最初の車体はキャブみたい
キャブレター車は、エンジン番号がSC35E~のようです
そして、次に考えることは部品は手に入るのかと…
まぁ、頑張って情報を探すしかないんですけども~
・お預かりさせていただいた時の症状としては、オーバーフローしているみたい
・今までに、知人と一緒にDIYにて整備したことあり
・セルモーターは、回らない
・異常に排気ガスが、ガソリンくさい
オーナー様から伝えられた上記内容から容易に想像ができるのですが…
各所にガソリン溜まってるよね~
ガソリンタンクはもちろんすっからかんでしたしね
そして、どっかからチロチロと漏れ出てるかもね~
エンジンオイルは、ドレンボルトから7~8Lのシャバシャバオイルが出てきました
マフラーからは、2Lくらいのシャバシャバオイルが
シリンダーの中からは、よくわからんです
作業中は、オイルと混ざったガソリン臭が凄過ぎて写真撮れませんでした
ガソリンタンクを外して、エアクリーナー見てみます
キャブレター側は、ビチャビチャです
ちょこっと覗いて見てみるとですね
スターターバルブ(チョークバルブ)は、1,3番にガソリン漏れを確認できます
2,4番は乾いてますが…
スロットルワイヤーは、エアクリーナーボックスで潰しちゃってましたね
キャブレターを外してみると、インテークマニホールドが見えます
ガソリンが溜まってるのわかるかな?
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湿気ってます |
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ガソリンがチャプチャプしてます |
この時点で、キャブレター号機も確認できたので、必要部品を確認していきます
海外サイトをゴソゴソして探します
パーツリストを探し当てて、品番からメーカー在庫を確認するのですが
バルブスターターが、廃盤でした…
その部品が無いと困るので、CMSというUSのメーカー?のサイトを確認しますが…
現実的ではない値段でした…
そこで、岸田精密工業株式会社(KEYSTER)さんに問い合わせてみます
なんと!製作していただけるとの事!
マジっすか~! 本当に助かります!
現物を送って、暫し待つ!
届きました~
ホンダ純正部品番号は、16046-MZ2-E00:バルブセットスターターです
KEYSTERさんでは、まだ商品化はされないのかな?
気になる方は、問い合わせてみてください
CBR900RRファイヤーブレードも共通部品のようですね
なんとなく寸法を測ってみましたが、ピシャリでしたね
キャブレタークリーナーと重曹ブラストで綺麗にして組み立てていきます
![]() |
きったないです |
普通です
この年式のキャブレターが、普通に見えるという事の素晴らしさ!最高でしょ!
フロートバルブは、サイズが変わるほどいじくりまわした跡がありましたね
ガソリンにヒタヒタになっていたプラグです
ワッシャーがつぶれていませんね
締め付けが緩かったために、ガソリンが遡上してきてますね
スレッドコンパウンドを塗って新品に交換しときます
インテークマニホールドや他パーツもできるだけ交換して組み立てていきます
ほぼ30年前のバイクですから、できることはやっといた方が良いでしょう
あとは、同調調整ですね
車両の維持メンテナンスは大変かもしれませんが、そこは協力させていただきます
オーナー様は、車両の変化に対して敏感でいてあげてください
何か変だなと感じたら、お気軽にご相談ください
ありがとうございました!!
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