エストレヤ(BJ250A)のバッテリー交換をさせて頂きました
その時の、交換するバッテリーの準備について~
車両自体が、なんだかんだという内容ではありません
バッテリー交換を依頼されたときに、どうやってバッテリーを準備しているかを紹介しようかなと思います
バッテリーは、イロイロな種類が様々な状態で売られています
今回は、ごくごく一般でMFバッテリーと呼ばれるもので紹介します
ご自身で交換する場合は、買ったのをそのまま車両に取り付けする事が多いのかなと思います
通販や店舗で売っているバッテリーも『 液入り充電済み 』の状態が結構多いですよね
当店では、『 液入り充電済み 』は用意しません
必ず、当店で電解液を入れるようにしています
それは、せっかくお金を払っていただくのですから、できるだけコンディションの良い状態でバッテリーを車体に取り付けたいと考えているからです
同じ金額を払っても、本当の100%の状態で取り付けられていない方もいるのではないかと思いますので、参考にしてみてください
今回は、台湾ユアサのYTX9-BSです
バッテリー上部のアルミテープかな?を剥がしたら、電解液のボトルを一気に押し込みます
位置を合わせたら、ボトル上側を叩いて押し込む感じです
上手く電解液が注入できていれば、動画のようにポコポコと電解液と空気が入れ替わっていくのが確認できます
電解液が全部入ったら、ボトルを刺したままでも良いし、抜いても良いですが、そのままで30分程放置します
私は慣れているので、工具箱の上で作業していますが、なれていない人は、金属板の上で作業はしない方が無難です
電解液が金属に着いちゃうと、あっという間に腐食してしまいます
時間が経過したら、↑の画像のタイマーの前に置いてある栓を取り付けます
最初は、手で穴の位置に載せてから、少しずつ均等に押し込んでいきます
均等に押し込めないと、後から電解液が漏れてきたり、吹き出したりしますので、慎重に進めます
ある程度、押し込むと手では入らないくらいになってきますので、プラハンとかで優しく少しずつ均等に叩き入れます
その後、充電器にかけます
急速充電器ではなく、弱めの電流でじっくり充電してくれる充電器がおススメです
↑の画像のように充電器につないだ時の充電器の表示ステータス(バッテリーコンディション)はこんな感じです
赤のLEDが点灯しています
赤のLEDが点灯したという事は、回復充電中です
赤と緑が点灯すれば、80%以上充電できているという事だと考えると、今は80%未満の充電状態という考え方になります
つまり、液を入れて、蓋をしただけの状態なら80%もない状態になるという事です
だからこそ、きちんと新品の時に充電器につないで充電したいですという事です
充電器につないだまま、1晩程放置します
実際はそこまで時間はかからないでしょうが、睨めっこするわけにもいかないですしね…
緑のLEDだけが点灯したら充電完了!
この状態になって、やっと車体に取り付けできます
当店では、バッテリー交換後は必ず、エンジン始動して充電電圧も確認させて頂いています
電圧が異常に高かったり、低かったりという症状があれば、他にも点検しなければならない事が増えてしまったりするのですが…
そして、オーナー様への報告もとても悩ましくなるのですが…
実際は80%未満の状態なのに、100%だって信じて取り付けたくないでしょう?
DIYでバッテリー交換される方の参考になれば幸いです!
ありがとうございました!!









0 件のコメント:
コメントを投稿