2018年8月20日月曜日

スーパーカブ(C50) エンジンオーバーホール

スーパーカブのエンジンO/Hです

入庫した時のお話は

『 キックが戻ってこない 』

『 走行中に後ろタイヤがロックして走らなくなった 』

との事でした

まぁ、キックスタータースプリングが折れる
折れたスプリングの部品が、プライマリーギヤに噛みこむ

の流れかなって考えていました

ので

右側のクランクケースカバーを開けてみたんですが

あれ~???

異常なし…

そうすると、ケースを割んなきゃならないので、お客様に承諾をもらう

工賃が、大きく変わってきてしまいますからね…

『 やるっきゃないだろ~ 』

とのお返事を頂いたのでエンジン割ります

というか、フレームからエンジン降ろす時に原因判明!!

カウンターシャフトのドライブスプロケット側のベアリングがバラバラになっとる~

写真は、撮った気でいただけになってました…

ケースの中は、オイルが少なくなって焼けていてヒドイです

分解、洗浄して、組み立てまっす


実は2度目のケース割ってるとこの画像


なぜかこの時は気が付かなかった

キックスタータースピンドルにキックスターターピニオンギヤが焼き付いてました~

焼き付いてる状態でエンジンスタートした場合

ギヤポジションに関係なくキックスタータースピンドルが直結している事になるので

キックペダルがものすごいスピードでリヤブレーキペダルに当たるまで回ります

怖いくらいのスピード!

そして、当たった時の音は、本当にビックリ!!


このシャフトがスピンドル 右端にキックペダルが付きます


このギアがキックスターターピニオン


このピニオンギアは、通常ならフリーになっていて、くるくると回っています

それが、オイル不足になって焼き付いてしまっていました

でっかいハンマー(片手)ではたいても何してもとれませんでした

まぁ、ギアが外せたとしても怖いから新品部品に交換ですけど…

新品に交換して、作業完了です

 


合体させて、試乗と点検を済ませて納車させて頂きました

オイル交換は、こまめに実施して下さいね~



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