車用ですが、ご依頼いただいたキャリパーのガンコート塗装
まずは出来上がりの画像をどうぞ~
キャリパー本体は、ガンメタルグレー、ステッカー、サテンクリアーの仕上げ
ブリーダープラグとパッドを抑えるステー用のボルト(?)は、サテンブラック仕上げ
持ち込んでいただいたキャリパーをサンドブラスト用マスキングします
ブラスト処理して良い部分とダメな部分があります
ダメな部分は3Dプリンターでボルトを印刷してねじ込んでから処理します
普段なら適当なボルトをねじ込んだり、シリコンプラグをねじ込んだりするのですが、
このキャリパーは、ブレンボなのですよ…
ブレンボは、M10×P1.0というサイズなので、適当なボルトがありませんでした…
めずらしいサイズという事もあって、ホームセンターにはないし、シリコンプラグを入れるにも深さが無く浅いのですよ…
ならば、3Dプリンターで印刷の方が、楽で早いと判断しました
マウントボルト部分は、マスキングの手間もなくなりますしね~
樹脂ネジの強度ならキャリパー側のネジ山を痛める心配もありません
↓ブラスト処理後
樹脂ネジって便利です
この後に中性洗剤を使って水洗い、エアブローして窯で焼いて水分を飛ばします
焼きあがるまでに、塗装用の樹脂ネジを印刷しておきます
一層目のガンメタルグレーを塗って、焼いていきます
マスキングテープで処理するのよりずっと簡単です
ブリーダープラグとかの部分は、塗りやすくする為に、樹脂ネジの形状を変更
六角形の頭が邪魔でしたし、長すぎました…
ステッカーは、車用という事もあり依頼主様に貼っていただきました
グリーンレーザーを使うって!
こだわりが半端ないっす!
この後、脱脂作業、クリアー塗装、焼き上げて完成です
ステッカーも持ち込みだったのですが、耐熱、耐溶剤性能があって良かった~
ありがとうございました!!