昨年末に依頼されていてやっと完成させることができました
とりあえず、完成品がこれ
純正?のヘッドライトケースから型を取って製作させていただきました
型に3Kの綾織カーボンクロスを張り込んでから、真空ポンプを利用して成型しました
真空バキューム製法であれば、余分な樹脂を製品に加えることなく成型できます
オーダーを受けたときには、軽量化は期待できないと伝えていたのですが、そこそこの軽量化になりました
上の作業で外側の成型は完了しますが、ヘッドライトケースとして成立させるには内側も何とかしなければいけません
ステーと連結される部分2か所、ヘッドライトリムを固定する部分3カ所が残ってます
その部分は、純正のヘッドライトケースを3Dスキャナーで読み込んで3Dプリンターで印刷してエポキシ接着剤にてくっつけます
↓画像が、3Dプリンターで出力した部分(他の画像は撮ってなかった)
ここの部分は、スキャナーで読み込んだ部分から接着面積を稼ぐために3DCADで加工してあります
今回、印刷するのに使用した素材ですが、ASAフィラメントは、ABS樹脂の弱点と言ってもよい耐候性に優れている素材となります。もちろんですが、ABS樹脂がもつ耐衝撃性と強度、耐熱性や耐薬品性もあります。
印刷したパーツを足付けしてエポキシ接着剤でくっつけます
硬化したことを確認して、組み立ててみます
ピッタリです
では、最後に重量の比較をしていきます
カーボンヘッドライトケースが、140.1g
純正?ヘッドライトケースが、196.2g
56.1gですが軽量化になりましたね。
測っておいてなんですが、軽量化は置いといて~
やはり自分専用のワンオフパーツ製作というのは、何とも言えない高揚感が…
すでに発送済みで、オーナー様の元へ無事に届いたとのご連絡と喜びの声を頂けました
喜んでいただけた事は、私自身のモチベーションにもなるので、とても嬉しいです
オーナー様にもこのパーツを着けてのイベント参加等の楽しい目標もあるみたいで!
また、何かあればお声がけいただければ幸いです
ありがとうございました!
お土産もおいしかったです!
ありがとさんさぁ~~!!
思いついたのが20年ほど前でした。やっと現実に。この度は有難う御座いました!
返信削除なんと!構想20年とは!でも、確かに20年前ではカーボンパーツってどこで作るの状態でしたよね~
削除思い返せばそれぐらい経ってました。仕事の休憩中に画像見てニヤけてます…
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