2025年4月26日土曜日

GPZ900R サイドカバー?サイドカウル?のピン折れ修理 3Dプリンター活用で直せる!

 GPZ900Rのサイドカウルのピン折れ修理です

↓折れ済のピンとモックアップ品のピン















折れてしまったピン?ダボ?から寸法をみます

測り終わったら、3DCADでデザインしてみます

こんなかな?いやいやこんなだろ?なんて考えながらこっちのデザインにしてみます








デザインはできたので、モックアップ品として3Dプリンターで印刷してみます

使用した樹脂は、PLAという素材になります

この樹脂は耐候性や耐熱性に難があるのですが、印刷難易度が低く、材料代が安い事と印刷速度が速い事にメリットがあります

とりあえず、ちょっと形状の確認をしたいなんて時には便利です

とりあえずですから、中身はスカスカの状態で印刷しました

中身は20%程しか詰まっていません








サイドカバーに両面テープでくっつけてみて形状とフィッティングの確認をします


大丈夫そうなので、サイドカバーと同じ素材のABS樹脂で印刷します

カウルと同じABS樹脂で印刷できることは、とても安心です

ABS樹脂同士なら溶着も簡単です

接着剤を使わずに、素材同士をくっつけられることはとても良いですね

今回は、中身は100%で隙間なく印刷しています

積層方向は斜めになっているので、溶着後でも安心です

白なのは、白が余ってたからです













一応、耐候性を考慮して接着面以外にFRP用の樹脂を塗っておきます

塗らなくても全く問題ないとは思いますが…一応ね

FRP用のポリエステル樹脂が無い人は、最後に缶スプレーでシュッとするのもアリですね








樹脂が硬化したら、サイドカバーの接着面を整えます








そしたら、溶着させる為にアセトンを垂らしてピンを乗っけます

ABS樹脂は、アセトンで溶けるのでピンの周りのアセトンがちょっと白っぽくなっています

このまま、ちょっと放置すれば溶着作業の終了です









溶着作業が完了したら、ピンを持って振り回しても大丈夫なくらいにくっついています


車体に装着するときには、グロメット(ピンの受け側のゴムの部品)の交換をお勧めします

なんで、ピンが折れるのかって考えたら、交換は必須かなぁ~

今回の車体は、部品番号92071-056で、1個220円でした

↓取り付けた画像










ピッタリやぞ~!!


この方法でなら、イロイロな車種のカウル修理が出来そうですね

ご依頼、ご相談お待ちしています

2025年4月22日火曜日

NS-1(AC12) イロイロメンテ

 今では珍しいNS-1となりました


今回、フロントブレーキキャリパーO/H、前後ホイール塗装、 キャブレター分解清掃等の作業をご依頼いただきました


まずは、車体取り回しも大変だったブレーキO/Hです

ゲロゲロになってしまっているキャリパーを外して、キレイにしながらバラしていきます

バラしたら丁寧に掃除をして組みなおして出来上がりです


















キャブレターは、オーバーフローしていてたので、分解清掃作業をさせて頂きました

予想通り、あまり汚れていない状態でした

キャブレタークリーナーと重曹ブラストにて処理をして組み立てなおさせて頂きました













ちなみにですが、分解清掃作業の時は、パッキン類の交換とキャブレターインナーパーツの清掃となります

オーバーホール作業は、パッキン類とキャブレターインナーパーツの交換となります

オーバーホールと分解清掃の違いについてです(たまにゴッチャになっていて会話がかみ合わない事あります…)



ホイール塗装ですが、すでにベリベリと塗膜がはがれてしまっていたのでリフレッシュという事でご依頼いただきました

元の色はブラックでしたが、今回はホワイトに変更です

元の塗膜を剥離剤で剥がして、マスキングしてサンドブラスト処理してアレックスコート塗装となります

↓サンドブラスト処理後










↓アレックスコート塗装とアレックスクリア塗装後の焼き入れ前







塗装が終わったら、タイヤを組み込んで車体に戻していきます









他にも、必要メンテナンスをイロイロ行わせていただいて、納車となりました



ありがとうございました!!



もう免許は取得できたかな?

気を付けて楽しんでくださいね!


2025年4月19日土曜日

W400 インテークマニホールドの交換

 しばらくサボっていましたね…


なかなか画像を撮っていない作業ばかりしていました


ちょっと前にさせて頂いた作業です


カワサキのW400のインテークマニホールドの交換作業です

オーナーさんには体感できるほどの変化はなかったようですが、すでにヒビが入ってしまっていて2次エアを吸っていました

フシュフシュフシュフシュって音がしていましたね

走らないとか、エンジンかからないってなる前に、手は打っておきましょう!


作業はバッテリーやエアクリーナーボックスを外して、キャブレターをインマニから外しただけの状態で行います

ヒビが入っているのと新しいの比較











当たり前ですが、キャブレターは吹き返しで黒いですね~








エアクリーナーエレメントも一緒に交換させていただきました

左が古いの、右が新しいのです








これで、不意のトラブルが防げました~



ありがとうございました!!



ブログの更新ガンバっぞ~い!!