2026年1月15日木曜日

ゼファー750(ZR750C) キャブレターウェットブラストとガンコート塗装仕上げ

 長く使っていれば汚れてしまうのはしょうがありません

そんなキャブレターをウェットブラストとガンコート塗装で仕上げる機会がありました


もとは年式なりにサビと汚れが目立つ状態でした

今回、各パッキン、ネジ等を交換します

本体のキャブレターボディは、バラバラにしてウェットブラストでの美装仕上げ

キャブレターボディ外のステー類はサンドブラスト後にガンコートのサテンブラックで仕上げで組んでいます

トップキャップはサビが酷くボコボコでしたので、社外品のアルミ製の物になっています














キャブレター周辺部品と考えると、耐溶剤性能が高いガンコート塗装は最適だと考えられます

他にセラコートもありますが、入手性や情報の少なさに難があります

個人売買サイト等では、どう見てもウレタン塗装という商品もありますが、しばらくしたらガッカリする事になってしまいます…


今回の物は、バラバラにしてキャブレタークリーナーでジェットとボディの内側を綺麗にします

ジェット類はそのまま使用しますが、パッキンは全て交換となります








じっくりと時間をかけてボディを掃除している間に、ステーをガンコート塗装していきます

過程の画像や説明は、他でも紹介しているので省きます

たったこれだけの量の塗装でも1日近くの時間を使います








掃除したボディは、ウェットブラスト後は超音波洗浄機でしつこくメディア掃除を行います

ボディの中に入ってしまったメディアを、超音波洗浄機とエアブローで必死に取り除きます








超音波洗浄が終わったら、水分を飛ばすためにオーブンで1時間程温めて出来上がりです

その後、丁寧に組み上げて完成です



ちょっと予期せぬトラブル?みたいな事もありましたが…



ありがとうございました!!

2026年1月8日木曜日

ゼファー400(ZR400C) ステムベアリング交換とウインカー取り付け オマケのギボシ端子の話し

 ゼファー400(ZR400C)です


ハンドルを動かす事すら大変なくらいステムがギチギチにしまっていた…

締め付けすぎもありますが、今後の事を考えてステムベアリング交換します

取り外したベアリングはグリスがカチカチで締め付けすぎた跡がくっきりと出ています










古いベアリングを取り外して、純正新品にグリスを詰めてから取り付けます

フレーム側のレースも交換して、組み立てれば完成です












ウインカーが付いていなかったので、新しいウインカーを取り付けしていきます

オーナー様が購入して持ち込まれたウインカーなのですが、ギボシ端子がすでにカシメてある商品でした

そのカシメが、形状は普通の丸ギボシなのですが、ちょっと細いタイプの物でした

この細いギボシは、古いホンダ車両とかによく使われていた物です

なので、普通サイズの丸ギボシにカシメ直して車両に装着していきます

今回、オス側の画像だけですが、メス側も同時交換しています

 (このオスメス同時交換という作業方法が、トラブル防止になって安心です)

















ありがとうございました!!






バイクで使用される丸ギボシは、3種類くらいかなと思います

意外に知らない人が多いですが、知っておくとちょっとだけ得するかもしれない話です

種類がある事を知らないと、なんか緩いからってペンチでグニュっと潰しちゃったりするパターンとかになってしまうのかな?
グニュってしてもその時は大丈夫です
でもしばらくしたら接触不良になったり、ギボシを抜き差ししてると折れちゃったりします
嵌合部分が、折れちゃったっていうのは経験したことある人いるんじゃないかなと思います

丸ギボシはしっかりと嵌合させて使用する部品(結構精密だと考えてます)になります
学生時代だったかな、父にギボシ端子はかなり精度が良くなってきていて、電線をつなぐ事に不安が少なくなったと聞いたこともあるくらいです
それまでは、ハンダ付け一択だったと聞いた気がします

ですので、知らないまま作業していくと、後々のトラブルにつながってしまいます

丸ギボシは、嵌合部分は細い物と普通の物があります
嵌合部分の太さが、細い物は3.5㎜、普通の物は4.0mmと違うのです

カシメ部分は、どちらも一緒です
適用電線サイズが、AVS0.5~2.0sqとなります

嵌合部分が、普通のサイズの丸ギボシには、カシメ部分サイズが2種類あります
普通の物は、AVS0.5~2.0sqですが、大きいものは、AVS1.0~3.0sqとなります

下が、その画像になります

左が、細い丸ギボシ。中が、普通の丸ギボシ。右が普通(カシメ大)の丸ギボシ。













丸ギボシ用のスリーブも違いがあります
防水スリーブと非防水スリーブがあります
見分け方は簡単です
ミドリっぽい色味がある物が防水スリーブです
白っぽい方が、非防水スリーブです




2025年12月28日日曜日

TLR250R(MD18) スプロケット、チェーン交換

 走行中にチェーンが外れてしまったとの事


スプロケットとチェーンを同時に交換したかったのですが…


ドライブスプロケットが…ない

純正も社外品もない…

無いと言ってもXAM(ザム)さんでは受注生産できるような?どうなんだろ?

イロイロ調べていると、TRX250R用を流用できるらしい…

TRX250Rって、調べると4輪バギーらしい









取り付けに関しての詳しい画像も、文字もなくて本当かどうかだいぶ怪しいが…


ドリブンスプロケットは、XAM(ザム)から出ているようです


チェーンは、520サイズで入手に問題はありません


早速、注文してみると、ドライブスプロケットの在庫が無いらしく

納期は、来年の4月末~5月末頃になるとの事

半年かぁ~~


オーナー様と話して、とりあえずドリブンスプロケットとチェーンを交換することにしました

元の状態は、こんな感じです

チェーンは、限界を過ぎていて、アジャスターもいっぱい×2です









スプロケットとその部品

ボルトとナットも一緒に交換しておきます












ホイールを車体から外したら、大きいクリップを外してスプロケットを持ち上げます

今までの、ナットとボルトが緩んでいたことに驚きました

ゆるみ止め用の爪付きナットなのに…









ホイール側スプロケットの座面を掃除して、スプロケットをのっけてクリップで留めます

ついでに、ブレーキシューの残量チェックと掃除を軽くしておきます















チェーンは、RKの520MRUだったかな…パッケージの画像なかったです

カシメで取り付けて、カシメ部分サイズもきっちり確認









最後に、チェーンの余計なグリスを掃除して、取り外したスプロケットも洗ったらお終いです









あとは、来年の初夏頃にドライブスプロケットが届くはず…

TRX250R用はちゃんと取り付けられるのでしょうか…



ありがとうございました!!




今回の車両の事ではないのですが、生産終了からある程度の時間が経過した車両あるあるなのですが


本当に、純正部品も社外部品も廃盤だったり販売終了っていう状態が多いです


オーナーさん自身は、まったく気にしてないのかなぁ…どうなのかな


部品が無いですって話すと、『 ふ~ん、そうなんですね~ で、どうするんですか? 』みたいな反応がすごく多いんだよな~

部品が無いですって、お伝えする時には、すでにかなりの時間を部品探しに費やしているのですが…しんどいって…


オーナーさん自身で消耗部品は探して、見つけたらキープすように促した事もあったけど、二川さんが探してくださいって言われたこともあったなぁ~…


なんとかならない時は、本当になんともならないんだけど…そのうち、私では直せませんって断ることも出てくるんでしょうね~


覚悟しておかなければいけないんでしょうね……ふんっ!!

2025年12月24日水曜日

バッテリー交換?バッテリーの準備?取り付け前にやっとけば長持ちしますよ!!

 エストレヤ(BJ250A)のバッテリー交換をさせて頂きました

その時の、交換するバッテリーの準備について~


車両自体が、なんだかんだという内容ではありません

バッテリー交換を依頼されたときに、どうやってバッテリーを準備しているかを紹介しようかなと思います


バッテリーは、イロイロな種類が様々な状態で売られています

今回は、ごくごく一般でMFバッテリーと呼ばれるもので紹介します

ご自身で交換する場合は、買ったのをそのまま車両に取り付けする事が多いのかなと思います

通販や店舗で売っているバッテリーも『 液入り充電済み 』の状態が結構多いですよね


当店では、『 液入り充電済み 』は用意しません

必ず、当店で電解液を入れるようにしています

それは、せっかくお金を払っていただくのですから、できるだけコンディションの良い状態でバッテリーを車体に取り付けたいと考えているからです

同じ金額を払っても、本当の100%の状態で取り付けられていない方もいるのではないかと思いますので、参考にしてみてください


今回は、台湾ユアサのYTX9-BSです

バッテリー上部のアルミテープかな?を剥がしたら、電解液のボトルを一気に押し込みます

位置を合わせたら、ボトル上側を叩いて押し込む感じです

上手く電解液が注入できていれば、動画のようにポコポコと電解液と空気が入れ替わっていくのが確認できます







電解液が全部入ったら、ボトルを刺したままでも良いし、抜いても良いですが、そのままで30分程放置します

私は慣れているので、工具箱の上で作業していますが、なれていない人は、金属板の上で作業はしない方が無難です

電解液が金属に着いちゃうと、あっという間に腐食してしまいます













時間が経過したら、↑の画像のタイマーの前に置いてある栓を取り付けます

最初は、手で穴の位置に載せてから、少しずつ均等に押し込んでいきます

均等に押し込めないと、後から電解液が漏れてきたり、吹き出したりしますので、慎重に進めます

ある程度、押し込むと手では入らないくらいになってきますので、プラハンとかで優しく少しずつ均等に叩き入れます








その後、充電器にかけます

急速充電器ではなく、弱めの電流でじっくり充電してくれる充電器がおススメです








↑の画像のように充電器につないだ時の充電器の表示ステータス(バッテリーコンディション)はこんな感じです

赤のLEDが点灯しています









赤のLEDが点灯したという事は、回復充電中です

赤と緑が点灯すれば、80%以上充電できているという事だと考えると、今は80%未満の充電状態という考え方になります

つまり、液を入れて、蓋をしただけの状態なら80%もない状態になるという事です

だからこそ、きちんと新品の時に充電器につないで充電したいですという事です













充電器につないだまま、1晩程放置します

実際はそこまで時間はかからないでしょうが、睨めっこするわけにもいかないですしね…

緑のLEDだけが点灯したら充電完了!













この状態になって、やっと車体に取り付けできます

当店では、バッテリー交換後は必ず、エンジン始動して充電電圧も確認させて頂いています

電圧が異常に高かったり、低かったりという症状があれば、他にも点検しなければならない事が増えてしまったりするのですが…

そして、オーナー様への報告もとても悩ましくなるのですが…



実際は80%未満の状態なのに、100%だって信じて取り付けたくないでしょう?

DIYでバッテリー交換される方の参考になれば幸いです!



ありがとうございました!!