2025年7月6日日曜日

ZRX1200ダエグ ハンドル交換に伴う作業

 ZRX1200ダエグのハンドル交換と一緒にハイスロ取り付け等です


純正から結構大きくポジションが変わるハンドルをチョイスすると大変です

何が大変って、以下の部品等が必要になったりします

・スロットルワイヤー

・スイッチボックスの配線

・ブレーキホース

・クラッチホースorワイヤー

意外に高くなってしまう…


今回は、ハイスロットル取り付けになるので、右側スイッチボックスも交換です

選んだハンドルを取り付けする前に、ポジションを確認していただくためにオーナーさんに来店していただいて場所を決めます













ポジションが決まったら、左スイッチボックス用にハンドルに穴あけしておきます

 (画像忘れました)


ハンドルですが、黒のハンドルバーが欠品だったので、ガンコートで黒く塗装します

ハンドルブレースも同じ色にするので、サンドブラスト、洗浄、脱脂、余熱入れします










今回は、ガンコートのサテンブラックでの塗装です

ノーマルの雰囲気に近い塗装になりますね

カマでジックリと焼き上げて、出来上がりです

丁寧にハンドルブレースを組み立てていきます











ハンドル塗装が出来たので、車体に組付けていきます

ここまで組んだら、ブレーキホースとクラッチホースの長さを測って購入します









ホースが入手できるまでの間に、左スイッチボックス用の延長ハーネスを作製します

純正のカプラーメーカーを調べて、必要数(予備含)を購入

色は違いますが、純正と同メーカーですのでカプラーオンです

元に戻すのも簡単でっす

画像の物で、10㎝程の延長になります

スロットルワイヤーを車体右側レイアウトにするなら問題ないのですが、左側レイアウトにする場合は、スイッチボックス配線を右側レイアウトに変更したいとの考えで作製しました

無理やり配線して、配線が擦れてしまってトラブルが起きるよりはずっと安心です













ホース2本は、用品店のナップスさんがアクティブさんとコラボしてるのかい?ってやつ








取り付けして、完成です!










ハンドルバーが、HARDY?のハイってやつで、ダエグに取り付けしてる人結構いるみたいなんですよね~

バーエンドは、POSHのやつなんですけど、バーエンドって高いのね~ビックリしたよ

右側スイッチ、ハイスロ、グリップとかは、アクティブで揃えさせていただきました



次の車検では、構造変更申請ですね!

お待ちしています!



ありがとうございます!!


ちょっと前に購入していた工具なのですが…

端子をカシメるときに同時にカシメられるという…

使用場面にもよるのですが、結構良いね、握りすぎなくて楽ちんですわ
















そして、ワイヤーストリッパーです

カットする部分が、最高です!刃物になってるんです

今までは、押しつぶしてカットしていたのが、使うたびにちょっとなぁって思ってたからね

まぁ、常にこの部分でカットするわけじゃないっていうより、ここでカットするなんて滅多にないんだけどね










ではなぁ~~~

2025年7月3日木曜日

JOG セルモーター故障で交換

 JOG(SA36J)のセルモーター故障


スターターボタンを押しても反応しない時があるとの事

接点やリレーかなとも思ったのですが、セルモーター故障でした

メットインを外して、セルを外して分解して見ます











マグネット剥がれてますね…

マグネット剥がれの症状は、大きいバイクでは見たことあるけど小さいバイクでは珍しい

まぁ、最近のセルモーターは小型化が進んでいてなりやすいとか何とかって…


セルモーターのブラシとその接点もかなり痛んでいたので、交換させていただきます

接点の名称はなんていうんだっけ?コンミュテーター?そんなだった気がする









部品が届いてしまえば、なんだという事もなく取り付けてお終いです




ありがとうございました!!



2025年6月16日月曜日

SRX400/600(3VN/3SX)用 カーボンタンクカバー製作

 SRX400と600用のカーボンタンクカバーです

型式は3VNと3SXになります

モノサスの車体ですよね

以前に比べれば、走っているのを見かけることは…ほとんど無いですね


















よろしくなぁ~!!

2025年6月14日土曜日

GPZ900R サイドカウルのピン折れ修理 接着剤補修の手直し編

 GPZ900Rのサイドカウル補修です


以前に当ブログで紹介したのは、純正ピンが折れてしまった場合の補修方法でした

今回は、過去に接着剤補修をして、また折れてしまっているパターンの紹介です

以前のブログと一緒に読んでいただければわかりやすいと思います


送っていただいたカウルです

まずは、箱から出してすぐに塗装面に傷がつかないように養生します








現状を確認します

接着剤は理解できるのですが、なぜこんなにボロボロなのか…よくわからん…










とりあえず、新しいピンをくっつけるために均します

次に、新しいピンをくっつける場所に目印としてケガキ線をいれます

赤ラインの横にうっすら見えますかね?

このケガキ線は、純正であればラインのように膨らんでいるので、必要ありません













そのケガキ線をどこに入れるんだって話ですが、ピン自体を仮固定してもらって入れてください

仮固定の位置ですが、カウル内側とピンとの距離で測ります

仮固定方法はちょっとした両面テープやグルーガンとかでも良いと思います

大体ですが、25~26㎜の距離になります(グロメットで多少の誤差は許容してくれます)








ケガキ線を入れたら

以前紹介したように溶着作業していきます

ケガキ線とピンの柱の位置に気を付けてくっつけます

赤と青のラインのようにね













溶着作業が終わったら完成です

当店にある車体へ仮合わせを行って確認、問題なかったので、返送準備します
作業前に貼った養生シートを新しいものに交換して、元の箱に包んでおしまいです
カウル内側に、残りのピンを貼り付けておきます
2個セットでしか販売していませんので…(すんません…)











もちろんですが、グロメット(92071-056)は絶対に交換してくださいね~!



ありがとうございました!!



接着剤では、接着剤が持つ性能の範囲内でしかピンを保持できません

カウルを着脱するときは、歪んだりもしますし、一般的に強いと言われているような硬い接着剤では剥離の原因になったりもします

この溶着方法であれば、素材同士でくっついているので、少ない面積での溶着で、グニグニしても剥離しなくなります

もし、3Dプリント品のウィークポイントとして、折れてしまってもまた同じように作業して直せます

同じ素材であるABS樹脂で3Dプリントできる環境さえあれば、どちらが良いかはハッキリしてます

接着よりも溶着する方が良いと思いますよ~