GSX250S、GSX400S、GSX1100Sのカタナシリーズの部品の修理
ちょっと調べて驚いたのですが、みんな同じパーツってとこ
何がっていうと、サイドカバーの事
アッパーカウルの下側についてるやつ
下の3番と4番です
折れていない部品からデータを作成します
できたら、印刷します
今回も余っている白色のABS樹脂です
左右がわからなくなりそうなので、「 L 」と「 R 」の文字もデザインします
修理ですが、カウルの残ってる部分から位置合わせ用のケガキ線を入れておきます
普通はケガキ棒なんて無いと思うんで、釘でも切れなくなったカッターでも何でも良いです
赤線の横にあるぐらいの細いので十分かなと思います
そしたら、折れたピンの部分を慣らして、溶剤(アセトン)を垂らします
この時、一緒に新しいピンにも垂らしておくとなお良いです
アセトンは、マニキュア用の除光液として入手もできます
アセトンフリーの除光液もあるようなので要注意です
ABS専用接着剤でも大丈夫かなと思います
下は、スポイトで垂らそうとしたらビュッとしてしまいました
ちょっと待つと溶剤でヌルヌルしてくるので、そのタイミングでカウルの上に置きます
溶剤が少ないかなって感じたら、合い面に流し込むように垂らしても良いかと思います
それを必要カ所やっていけば、修理完了です
今回は、確認も含めて3カ所ともくっつけてみました
自分は不器用だから…なんて方は1つずつ落ち着いて作業していけば大丈夫かなと思います
カウルステーに取り付けてみます
ピンを交換する前の物とも比較してみてください
バッチリです!
今回、私が持っているカウルでは問題ありませんでしたが、カウル自体に個体差があるかもしれません。
この年式の車体だったら個体差があっても「あ~やっぱりね」くらいで、何も驚かないですけどね。
そもそも転倒のダメージがあるようなステーとかだとピッタリこないとかあるかもしれませんしね
まぁ、そんな時は、ステーを固定しているボルト部分を見てみてください
多少は調整できるのではないかと思います
26番と27番でステーは固定されているのですが、26番の穴は長穴っぽくなっています
この部分を上手に使ってください
そして、28番の部品は交換をおススメします
28番は、09320-08018:クッション(8×26×7):143円(税込)/個です
よろしくなぁ~~!!
実は、この部分は3年前くらいにも修理したことがある
この時は、3DCADも3Dプリンターも使い始めの頃だった
2022年の春くらいだったかな~?
これは、素材がPLAというやつで、耐候性、耐熱性を考えると使用するのはかなり気が引けた物だった
でも、この時の自分のプリンターでは今のようにABS樹脂を印刷することはできなかった…
まぁ、これで精一杯でしたね
しかも、加工とカスタムペイント済みだったから簡単に交換にも踏み切れなかった
オーナーさんがSNSで、『 これでは駄目ですね~ すぐに外れますよ 』ってコメントされてるのを見て、歯がゆいっていうのかな、何とも言えない気持ちになった記憶がありますね
まぁ、いまだにガッチリくっついてますけどね
ってか、この時もあまってた緑色の素材で印刷してたんだな~
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ガラスクロスで固定してます |