SRX400と600用のカーボンタンクカバーです
型式は3VNと3SXになります
モノサスの車体ですよね
以前に比べれば、走っているのを見かけることは…ほとんど無いですね
よろしくなぁ~!!
GPZ900Rのサイドカウル補修です
以前に当ブログで紹介したのは、純正ピンが折れてしまった場合の補修方法でした
今回は、過去に接着剤補修をして、また折れてしまっているパターンの紹介です
以前のブログと一緒に読んでいただければわかりやすいと思います
送っていただいたカウルです
まずは、箱から出してすぐに塗装面に傷がつかないように養生します
現状を確認します
接着剤は理解できるのですが、なぜこんなにボロボロなのか…よくわからん…
とりあえず、新しいピンをくっつけるために均します
次に、新しいピンをくっつける場所に目印としてケガキ線をいれます
赤ラインの横にうっすら見えますかね?
このケガキ線は、純正であればラインのように膨らんでいるので、必要ありません
そのケガキ線をどこに入れるんだって話ですが、ピン自体を仮固定してもらって入れてください
仮固定の位置ですが、カウル内側とピンとの距離で測ります
仮固定方法はちょっとした両面テープやグルーガンとかでも良いと思います
大体ですが、25~26㎜の距離になります(グロメットで多少の誤差は許容してくれます)
ケガキ線を入れたら
以前紹介したように溶着作業していきます
ケガキ線とピンの柱の位置に気を付けてくっつけます
赤と青のラインのようにね
もちろんですが、グロメット(92071-056)は絶対に交換してくださいね~!
ありがとうございました!!
接着剤では、接着剤が持つ性能の範囲内でしかピンを保持できません
カウルを着脱するときは、歪んだりもしますし、一般的に強いと言われているような硬い接着剤では剥離の原因になったりもします
この溶着方法であれば、素材同士でくっついているので、少ない面積での溶着で、グニグニしても剥離しなくなります
もし、3Dプリント品のウィークポイントとして、折れてしまってもまた同じように作業して直せます
同じ素材であるABS樹脂で3Dプリントできる環境さえあれば、どちらが良いかはハッキリしてます
接着よりも溶着する方が良いと思いますよ~
GSX250S、GSX400S、GSX1100Sのカタナシリーズの部品の修理
ちょっと調べて驚いたのですが、みんな同じパーツってとこ
何がっていうと、サイドカバーの事
アッパーカウルの下側についてるやつ
下の3番と4番です
折れていない部品からデータを作成します
できたら、印刷します
今回も余っている白色のABS樹脂です
左右がわからなくなりそうなので、「 L 」と「 R 」の文字もデザインします
修理ですが、カウルの残ってる部分から位置合わせ用のケガキ線を入れておきます
普通はケガキ棒なんて無いと思うんで、釘でも切れなくなったカッターでも何でも良いです
赤線の横にあるぐらいの細いので十分かなと思います
そしたら、折れたピンの部分を慣らして、溶剤(アセトン)を垂らします
この時、一緒に新しいピンにも垂らしておくとなお良いです
アセトンは、マニキュア用の除光液として入手もできます
アセトンフリーの除光液もあるようなので要注意です
ABS専用接着剤でも大丈夫かなと思います
下は、スポイトで垂らそうとしたらビュッとしてしまいました
ちょっと待つと溶剤でヌルヌルしてくるので、そのタイミングでカウルの上に置きます
溶剤が少ないかなって感じたら、合い面に流し込むように垂らしても良いかと思います
それを必要カ所やっていけば、修理完了です
今回は、確認も含めて3カ所ともくっつけてみました
自分は不器用だから…なんて方は1つずつ落ち着いて作業していけば大丈夫かなと思います
カウルステーに取り付けてみます
ピンを交換する前の物とも比較してみてください
バッチリです!
今回、私が持っているカウルでは問題ありませんでしたが、カウル自体に個体差があるかもしれません。
この年式の車体だったら個体差があっても「あ~やっぱりね」くらいで、何も驚かないですけどね。
そもそも転倒のダメージがあるようなステーとかだとピッタリこないとかあるかもしれませんしね
まぁ、そんな時は、ステーを固定しているボルト部分を見てみてください
多少は調整できるのではないかと思います
26番と27番でステーは固定されているのですが、26番の穴は長穴っぽくなっています
この部分を上手に使ってください
そして、28番の部品は交換をおススメします
28番は、09320-08018:クッション(8×26×7):143円(税込)/個です
よろしくなぁ~~!!
実は、この部分は3年前くらいにも修理したことがある
この時は、3DCADも3Dプリンターも使い始めの頃だった
2022年の春くらいだったかな~?
これは、素材がPLAというやつで、耐候性、耐熱性を考えると使用するのはかなり気が引けた物だった
でも、この時の自分のプリンターでは今のようにABS樹脂を印刷することはできなかった…
まぁ、これで精一杯でしたね
しかも、加工とカスタムペイント済みだったから簡単に交換にも踏み切れなかった
オーナーさんがSNSで、『 これでは駄目ですね~ すぐに外れますよ 』ってコメントされてるのを見て、歯がゆいっていうのかな、何とも言えない気持ちになった記憶がありますね
まぁ、いまだにガッチリくっついてますけどね
ってか、この時もあまってた緑色の素材で印刷してたんだな~
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ガラスクロスで固定してます |