2024年3月12日火曜日

クロスカブ110(JA10)のカムチェーン交換と異音について2

 クロスカブ110です


前回、カムチェーン周りをさわらせていただきました


結果、さわった部分の異音だけが消えました…


なので、今回はシリンダーヘッドのロッカーアームの辺をさわっていきます


とはいえ、確証はなにもないです


ここらしいよって聞いたこともありません…


その場所ですが、ロッカーアームとヘッドの隙間です


気になるんですよ


だから、大きくなってるギャップを計測して、最適なシムを入れてみます


前回の作業時に、動画を撮ってなかったので、今回の作業前の動画です↓




ロッカーアームの軸方向のガタがすごいあるんですよね…


この音が響いちゃってるんじゃないのかなと考えていました


↓ロッカーアームを外してみたところなんですが…

















↑剝がれちゃってます…

↓タペットアジャストスクリュ―はこんな感じ

















↑画像で見るとわかりにくいですが、ベコベコです

↓ツバみたいなんがついてるから、ちょっとメンドウでした










で、作業後の動画になります↓




まだ、他にも異音発生個所があるみたいですね…

とはいえ、かなり静かになりました


2024年3月8日金曜日

GSF1200用汎用シートベース製作3(おまけ)

 製作したシートベース用のタンクマウントを3Dプリンターで出力しました













シートベースは、純正のマウント用ゴムを使うように設計してあります

ですが、オーナーさんはタンクが前後左右に動いてしまうことが気になるようなので…

後ろ側だけでもソリッドマウントにしてみましょうという考えです


↓タンクのマウントは、前側のマウント用ゴムは新品に交換しときます











GSFのこのマウント用ゴムは、2種類ありました

どちらもまだ販売してました


↓装着してみた感じ







前側のマウント用ゴムのヤレ具合もありますが、かなり効果あります

タンク本体へのダメージについては、これから用心していかなきゃいけませんね





2024年3月4日月曜日

NSR50(Nチビ)用FRPカウル修理加工と塗装

 NSR50でカートコース走行を楽しんでいる方のカウルです


持ち込まれたときのコンディション






















↑シートカウルは大した補修が必要なかったので、撮っていません

マスキングテープには修理内容を書いて貼ってあります

これで後から見返せます


洗ってきれいにする

旧塗装(缶スプレー)の為、ひたすら削り落とす

FRPの割れを修理しながら加工もしていく

サフェーサー塗る

研いでから修理の最終手直しする

サフェーサー塗る

研いで脱脂

シルバーメタリック塗る

クリアー塗る

乾燥させてクリアー研ぐ

クリアー塗る


という工程を繰り返して、出来上がりです
















オーナーさんに連絡して、車両を持ち込んでもらって取り付けします














アッパーカウルのゼッケン『 99 』のカッティングは当店で用意させていただきました


貼り作業にかなり苦労しましたが、まぁ何とかなってよかったです


シートスポンジは、マジカルレーシングさんの汎用シートラバーを使わせていただきました


50センチ×50センチのシートラバーから切り出したのですが、難しかった…














↑他の人はどうやって切り出してるの?

普通のシートスポンジに比べたら、難易度上がりすぎじゃないか~


まぁ、オーナーさんには喜んでいただけたみたいで良かったですけど…



ありがとうございます!!

2024年2月23日金曜日

GSF1200用汎用シートベース製作2

 シートベースを車体にのっけてみます


↓こんな感じ…










良いのではないでしょうか…


1カ所だけ…あぁ…


↓タンクを固定するところの穴の位置が全然違う…










私は、なにを勘違いしていたのでしょう…


今回は、自分で正しい位置に穴をあけなおします!!

そして、穴にはナッターでM6のネジ山を用意します


↓コチョコチョしてからフレームに固定した画














ピッタリですねぇ~

ピッタリなのは、とても嬉しいです

CADのデータを3Dプリンターで印刷できることで、事前にある程度は判断ができてはいましたが、やっぱり嬉しいのです


↓シートを装着してしまえば、いままでと一緒ですけどね














↑シートスポンジは、マジカルレーシング製品です

汎用2型シートラバー ウェット 10mmを使わせていただきました

サーファーが来ているウェットスーツの生地のようで、グリップ力が良いらしいです

触った感触は、もちもちしていますね

こういった小さくてもちょっとづつ進化していくことで、タイムは短縮できるのでしょうね


シート固定用の穴は、もちもちし過ぎで、キレイに開けることに少し難しかったですね



GSF1200用汎用シートベース製作1

当店のブログやインスタによく登場するGSF1200

このGSFには2001~2002年のGSX-R1000(K1,K2)用のFRPシートが装着されています

もちろんですが、そのままは装着できないので…

シートベースを作ったり、フレームについてる余計なステーを切り飛ばす加工がされています

もちろんですが、シートカウル自体にも加工が必要になります

フレームのステー類を切り落とすのはなんてことないです

問題は、シートベースです

既存のフレーム(シートレール)の上に固定しなければなりませんから…

作業時は、自分で製作できる範囲はすごく狭かった中で、悩んで作ったのが↓

















↑素材はFRPになります

これを、フレームに台座を溶接でくっつけて、その台座にのせていました

街乗りならば、問題はありませんでした

サーキットに行くとギシギシミシミシと歪むようで…

今冬に、新しくシートベースを作ることにしました

3DCADを使ってモデリングして~3Dプリンターでモックアップを印刷して確認修正を繰り返します

で、こんな感じに…↓








最初は、アルミで製作しようと考えていたのですが…

オーナー様の希望で硬いシートベースをとのことだったので、ステンレスを使う事にしました

3DCADのデータをベースに2Dのデータを準備

レーザーカットにて切り出してもらいます↓






↑白く見えるのは、保護用のビニール

これを折り曲げてから、溶接して組み立てる








↓ひっくり返すと







↓ステンレスの2mm厚を使用しましたので、結構重いです





今までのFRPのシートベースは約1kgでしたので、重量増にはなってます